どうも、ノブです!
ここ数年読書が趣味になりつつあります。
その中でも、とくに山崎豊子先生の作品にドハマりしました。
20代前半の頃は、難しいそうな本は読み終わる前に飽きてしまうということから、こういった企業小説といったジャンルは避けていました。
それがなぜか、25歳を超えたあたりからちょっと難しくてもいいから、読み応えのある小説も読みたいと思うようになって来たのです。
そこで手に取ってみたのが、山崎豊子先生の本です。
・・・圧倒されました。
読み終えた後のあのズシーンとくる感じがすごい。
山崎豊子先生の魅力はなんといってもモノ凄い取材によって組み立てられたストーリーです。
どの作品も時代背景や設定がとんでもなく細かく描かれていて、取材だけで数年を費やしたというんですから全てが超大作です。
まだ山崎豊子作品を読んだことが無い方はぜひ読んでほしい!
ということで、今回は山崎豊子の絶対読みたいオススメ作品11選をご紹介します!
1.沈まぬ太陽
初めて山崎豊子作品で読んだ本。
物語は主人公が左遷によりアフリカに飛ばされた状態から話が始まる。
小説に出てくる会社は日本航空がモデルとされており、主人公も実在のモデルがいる。
中盤では日本航空123便墜落事故の起こる。実際の取材から得られたリアルな話は、目を背けたくなる様な悲惨な状況も描かれている。
それでも読み進めてしまうのは、著者の熱い思いが作品に込められているからだと思う。
どんなに理不尽な扱いを受けても自分の信念を曲げずに生きていく主人公がとても男らしく、いつか自分もこんな人間になりたい。
そう思わせてくれる名作。
2.不毛地帯
主人公の壹岐正(いきただし)は陸軍中佐で大本営参謀。終戦の詔に対し、参謀総長の命令書が出されていない以上武装解除に応じる必要がないと解する関東軍部隊の説得に努めた。日ソ中立条約を犯して侵攻してきたソ連軍に拘置され、重労働25年の刑を宣告されシベリアに送られる。そこで11年の抑留生活をおくることになる。帰国後参謀としての経歴を買われ商社の近畿商事に入社し航空自衛隊の次期戦闘機選定争いの仕事で辣腕を振るうことになる。後半部では日米の自動車会社の提携、中東(イラン)での石油発掘プロジェクトにも携わっていく。
引用:wikipedia-不毛地帯
大本営参謀から商社の社長へと昇りつめていく。
その華麗なる転身がすごい。
11年のシベリアでの抑留生活で死を覚悟してから、帰国後再び戦後の日本で活躍していく姿が本当にカッコいい。
企業小説としても発展途上国から先進国へと移り変わっていく模様が詳細に描かれていてとても面白い。
戦後の日本をもっと知りたくなる本だ。
3.大地の子
中国残留孤児の物語。
自分的に、数多くある山崎豊子作品の中でもかなり印象に残っている本だ。
満蒙開拓団として家族と共に入植してきた主人公が日本人であるためにいじめや差別を受けながらも、力強く生きていく姿には本当に勇気をもらった。
実際に300人以上の戦争孤児を取材して書かれた本作品は読めば読むほど感情移入してしまう。
戦後から文化大革命の中で懸命に生き抜いた日本人達がいたことをぜひ多くに知って欲しくなる小説だ。
4.白い巨塔
前にテレビドラマで唐沢寿明と江口洋介がやっていたのを覚えている。
その時はまだ子供で、あのドロドロとした権力争いの感じがあまり好きではなく当時はしっかりとは見なかった。
それが大人になり原作を読んでみたら、まぁハマる。
大学病院の教授になるために様々な裏工作を図る野心に溢れた財前と、患者を一番に思い、たとえ立場が危うくなっても自分の意見を貫き通す里見。
この見事なほどに対照的な二人の物語だが、どちらにも人間的魅力がありどんどん惹き込まれていく。
当時の医学界にもメスを入れた本作品。傑作です。
5.二つの祖国
6.仮装集団
7.運命の人
8.華麗なる一族
9.約束の海
10.花のれん
11.暖簾
以上、山崎豊子の絶対読みたいオススメ作品11選を紹介しました!
どの作品も本当に作り込まれていて、とても読み応えがあります。
色々読んでみて思ったのは、山崎豊子小説を読んでいると世の中の動きというか、社会の仕組みを知る勉強にもなるので、そういった意味でもオススメですよ!
おしまい!
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